news歯が抜けた!抜くことになった時の治療方法
こんにちは!最近はかなり寒くなってきましたね。暖かくして健康に冬を乗り切りたいものです✨
さて今回は、歯が抜けた時、抜くことになった時の治療方法についてお話させていただきます。
歯を失ったまま放置すると・・・
歯が抜けたり抜歯をした後は、歯を入れる必要があります。もし失ったまま放置するとお口の中に様々な問題が生じてきます。
例えば、隣の歯が倒れてきたり、もともとかみ合っていた歯が伸びてきたり。それによってかみ合わせがずれてきて肩こりや頭痛、顎関節症になる恐れがあります。
また、歯の位置のバランスが悪くなると磨き残しが出やすくなることから、虫歯や歯周病のリスクが上がり残っている歯の寿命まで短くなってしまいます。
歯を失う原因が歯周病の場合、その歯周病が残っている状態だと糖尿病・動脈硬化・認知症・低体重児・早産などのリスクが上がってしまいます。歯を失ったままにすることは結果的に全身の健康を損なうことにつながるのです。
失った歯の治療方法
失った歯の治療方法は患者様のお口の状態によりますが大きく分けて、ブリッジ・入れ歯・インプラントの3つがございます。
ブリッジ
なくなった歯の両隣にある歯を削り、その削った両隣の部分と歯がなくなっている部分に人工の歯を橋渡しするように作って治す方法
【特徴】
〇固定式なので取り外しが必要ない
〇違和感が少ない
〇よく噛める(自分の歯の7割~8割ぐらい)
×土台となる歯を大きく削らないといけない
×歯がない部分を支える歯の負担が大きくなる
×歯磨きが少し難しい
【保険適応と自由診療の材質の違い】
保険適応のブリッジは銀とプラスチックを使用し、自由診療の場合はセラミック系の素材を使用します。セラミック系の素材は審美性に優れているだけでなく、適合性が優れていることや虫歯の再発リスクを銀歯よりも抑えられ治療した部分が長持ちするメリットがあげられます。
入れ歯
部分的になくなった歯の箇所について、人工の歯と歯ぐきを作り上げ残っている自分の歯に引っ掛けをかけて治す方法
【特徴】
〇歯を削る量が少ない
〇取り外してお手入れが可能
×取り外しが必要
×自分の歯と比べて咬む力が弱くなる
×違和感が大きい
×発音に影響することがある
×入れ歯と歯ぐきの間に物がつまる
【保険適応と自由診療の材質の違い】
保険適応の入れ歯はプラスチックと金属のバネを使用します。自由診療の場合は耐久性の高いプラスチックを使用することや、見えない部分に金属をたくさん用いることで、見た目や適合性がより優れ違和感の少ない入れ歯を作ることができます。
インプラント
歯の根に相当する部分の顎の骨にインプラントを入れる手術を行い、その上から人工の歯をかぶせて治す方法
【特徴】
〇隣の歯を削らなくていい
〇自分の歯と同じもしくはそれ以上にかめる
〇他の歯の寿命を伸ばすことができる
〇見た目が自然でお手入れがしやすい
〇他の方法より長持ちする
×小手術が必要
×治療期間が多少長くなる
×自由診療である
※インプラントは自由診療のみになります。
まとめ
失った歯の治療をする場合それぞれに利点・欠点があるため、どれが一番合った治療であるかは個人個人によって異なります。治療においてどういったことを重要視するかで選択も変わりますので、治療途中の方はもちろん、歯を失ったままにしている方は早めにご相談していただくことをお勧めします。当院では、お口全体の長期的な健康を考えた治療プランを患者様に合わせてご説明させていただきます。一緒に可能な選択肢をしっかり検討して決断していきましょう!
次回からはインプラント治療について詳しくお伝えします(^^)/