news子どもの歯に虫歯をつくらない!

本日は3月3日、ひな祭りですね🌸 桃の節句おめでとうございます!

今回からは、お子様のお口の健康について詳しくお伝えしていこうと思います。
生まれて間もない子どもには、口の中に虫歯菌がいないということをご存知ですか?実は、ある時期からあることをきっかけに子どもも虫歯になりやすくなってしまうのです。
虫歯菌はいつから私たちの口の中に存在し、何が原因で増えてしまうのでしょうか?
こちらについて、以前お話した「カイスの輪を用いてお伝えしていきます!

カイスの輪

虫歯ができる3つの条件「歯の質」「細菌」「糖質」に「時間の経過」を加えた4つがむし歯の発生要因です。虫歯予防とは、この要因の重なりをなくすことです。

カイスの輪

歯の質

虫歯菌から歯を守るため歯の表面にはエナメル質と呼ばれる硬い構造が存在しています。このエナメル質の強さや厚みは個人差がありますが一般的に乳歯は永久歯と比べてエナメル質が薄く、そのため虫歯の菌に対するバリアが少なく一度虫歯ができると進行が速いとされています。

【対策】

歯の成長とともにエナメル質は増えてきますが、この時期に高濃度のフッ素を塗布してあげることで歯の質を強くすることができます。逆を言うと歯がしっかり成長するまでの間は虫歯のリスクが高い状態です。お子さまが小さい時期から歯科医院での高濃度フッ素塗布を行ってもらうようにしましょう。

細菌

細菌によって虫歯ができるには主に2つの原因があって、ひとつは細菌の量、もうひとつは細菌の質です。細菌の量というのはいわゆる磨き残しに付着した細菌の総量、細菌の質というのはもともとの虫歯菌の強さを指します。生まれたばかりのお口の中は無菌状態ですが、食事の介助が必要な2歳半ぐらいまでに虫歯や歯周病の細菌が口内に定着します。この定着するまでの間に、強い虫歯の菌に触れてしまうとリスクが上がってしまいます。

【対策】

一番大切なことは磨き残しを減らして細菌の量を減らすことです。歯ブラシのみの口腔ケアではどうしても細かい磨き残しが出てしまい、虫歯を避けることが難しいのでお子様のお口にはデンタルフロスを用いて歯ブラシをするようにしましょう。また、歯磨きを小学校中学年程度までは子ども任せにせず、歯磨きの方法や重要性を教えつつ保護者による仕上げ磨きを行うように心がけましょう!

また虫歯の細菌はお子さまの両親や祖父母などの唾液を介して感染するのが一般的です。子どもの口に触れる食器を家族と分けて清潔に保つことや、熱い食事に息を吹きかけて冷ます作業を減らすために食事は冷めてから与えることで、ある程度リスク下げることができます。

虫歯の細菌がいないお口の状態を作ることは現実難しいですが、ご両親や祖父母の方でたくさん虫歯ができやすい方がいらっしゃる場合は少し気を付けていただいた方が安心です。

糖質

糖質は虫歯の菌が働くためのエネルギーとして利用されます。子どもは一度に取れる食事量が少ないため「おやつ」の時間を設けて、必要な栄養を間食で補う必要があります。その分食事回数が増えるので大人と比較して歯が糖質に触れる機会が自然と増えてしまいます。甘いものをたくさん与えたり、だらだら食べをしていたりすると、さらに多くの糖分が歯の表面に付着してしまうので注意が必要です。

【対策】

昼ごはんと夜ごはんの間のおやつは1回、夜ご飯の後のデザートを摂る場合はごはんから時間を空けずに合わせて食べることをおすすめします。糖分の入った飲み物やチョコレートは非常にリスクが高いため、袋で直接渡すのではなくお皿に決まった量をだしたり、時間をある程度決めて与える習慣をつけるといいです◎

まずは歯医者に行きましょう!

歯医者では、毎日の歯磨きでは取りきれない磨き残しをキレイに除去し、フッ素塗布を行うため虫歯予防に効果的です!
子どもの虫歯は、ご家族の方が異変に気づいたり、本人が痛みを感じる頃には、かなり進行してしまっていることが多いです。何も症状がないときこそ、定期的に歯科検診を受け、虫歯の予防、早期発見早期治療をこころがけましょう!
当院では保育士がキッズスペースでのお預かりを行っておりますので、ご兄弟、ご家族でのご来院も大歓迎です✨

 

参照 クリニカ http://clinica.lion.co.jp/oralcare/image/mechanism/img-cause.jpg

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