news歯の移植とは
8月も終わりますが、今年はまだまだ夏らしい気温が続きそうですね🎆
突然ですが、歯科にも移植という治療があることをご存じですか❔
移植には、歯の移植、骨の移植、歯茎の移植がございますが、今回は歯の移植についてのお話です。むし歯や歯周病などで歯を失ったところに違う歯を移し入れる方法で、ほとんどは自分の歯を利用する自家歯牙移植のことをいいます。
インプラントや義歯とは異なり自分の歯ですから、生体に対して優しく、歯の機能を生かした方法で、条件が合えば有効です。
ただし、歯の条件が制限されますので、すべてのケースがうまくいくとは限りません。
どんな時に移植できる?メリットとデメリット
歯の移植は、次のような場合に適応となります。
・移植に使う歯(ドナー歯)があること
・移植する歯の歯根膜が十分にあること(歯周病にかかっていない歯であること)
・歯や根っこのサイズがマッチしていること
・年齢が若め(特に10代~30代前半)で歯根の成長が未完成or完成直後の歯が望ましい
メリット デメリット
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生体との相性
自分の歯なのでなじみやすい 全員に適応できるわけではない
生体への影響
健康な歯を削らずに済むため歯への影響が少ない 移植する部分、抜歯する部分の2箇所に外科治療が必要
年齢
成長期でも可能 高齢になると成功率が下がる傾向
費用
条件を満たせば保険を適用して治療可能 自費になると高額なことも
注意点とアフターケア
歯周病が進行した状態で抜いたところの骨が失われてしまっていると移植が困難な場合もあります。また、歯が抜けてから時間がたっていると抜けた部分の骨が回復しますから、改めて骨を大きく削って移植しなければならなかったり、親知らずの形態が悪いと難しかったりといろいろな条件によって予後が左右されやすいです。
加えて、移植後の歯は定着までに時間がかかるため装置を使用して隣の歯との固定が必要となります。治療後はしばらく柔らかいものを食べて、移植したところで噛まないように生活することが必要です。

固定装置と糸で固定

移植後
まとめ
自家歯牙移植は治療の一つの選択肢です。インプラント、ブリッジ、義歯などさまざまな治療の選択肢がある中で、歯科医師の診断のもと、十分にご納得いただいての処置を推奨します。当院でも移植の症例はございますので、気になる事がございましたら是非、ご連絡お待ちしております。
参考・出典
・日本歯科医師会
http://www.jda.or.jp/
・日本口腔外科学会 :自価歯牙移植について
http://www.jsoms.or.jp