news根管治療とは?マイクロスコープ?

こんにちは、木村歯科です。

9月は夏の厳しい暑さが終わりを迎え、徐々に秋らしさが深まる季節です。季節の変わり目ですので、体調を崩したりなされないように気をつけてください。
前回は、木村歯科2周年についてのお話でしたね。
おかげさまで木村歯科は前院長から医院を継承して令和6年9月1日をもちまして、開院2年を迎えました!
開院2年を迎えることができたのは、全て来院いただいております患者様皆様のおかげと心より感謝しております。

では、今日は根管治療(歯の神経の治療)についてお話しをします。

根管治療とは?
虫歯が大きくて歯の中にある神経まで達してしまった際にその神経と中に侵入した細菌をとる処置のことです。
当院では、根管治療を精密に治療するためにマイクロスコープを日常的に活用しています。

マイクロスコープとは?

マイクロスコープとは歯科用顕微鏡のことで肉眼と比較して約20倍程度まで視野を拡大することができる
最新医療機器です。
拡大視野と無菌的な環境による根管処置は、治療の精度が格段に向上し再発リスクを大きく低下させ歯の寿命を延ばすことができます。根管治療の成功は、そのまま歯の保存に結びつくことが多い重要な治療です。(マイクロスコープ普及率は5%もないと言われてます、、、!)

根管治療の流れ

〇麻酔
はじめに、虫歯を除去する際に痛みがないように局所麻酔します

〇虫歯の除去
虫歯やかぶせものを除去します。 少しでも歯質を残すために丁寧に削っていきます

〇神経の除去
歯の神経を細い器具や機械を用いて除去します。その後、根っこの長さを測定し(根管長測定)、根管(神経が入っていた管)の壁に付着した細菌を物理的、化学的に除去していきます(根管拡大)

〇洗浄・消毒
根管内の細菌を綺麗に洗浄・消毒していきます

〇根管充填(薬を詰めていく)
根管内が綺麗になったら細菌が再度侵入してこないように神経の代わりになる材料で根っこを詰めていきます
根っこがきちんと詰まったかどうかの確認のためにレントゲンを撮影して根管治療終了となります。
炎症の強さや細菌のしつこさによっては根管治療は治療回数がかかることもございますが、治療の間隔が空いてしまうと根っこの中でまた細菌が増殖してしまいます。そうなるとせっかく進んでいた治療も前の状態に戻ってしまったり、痛みや腫れという症状がでるリスクが上がってしまいます。さらに長期間放置してしまうと最悪の場合、歯を抜歯しなければならないことになりかねません。
ですので、痛みが取れても必ず中断せずに治療終了まで歯医者に通いましょう!

〇根管治療終了後
歯の土台を立て、かぶせ物を装着します。(詳しい内容は前回のブログに記載してます)

まとめ

マイクロスコープや根管治療のお話しはいかがでしたか?
根管治療は回数がかかりますが歯の寿命に関わる大切な処置です。
当院では、精密な診断・治療が行える環境を整えています。
もし、歯のトラブルやご不明点などございましたら当院のスタッフへお気軽にお声がけくださいね。
では次回は、歯周病のお話しです!
歯周病の検査についてお話ししていきます。

 

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