newsもう歯型を取る時代じゃない!?光学印象とiTero Element Plus5

皆さま、こんにちわ!院長の木村です。まだまだ冬の寒い季節が続いておりますが、日が出る時間が早くなってきたことに春の訪れを感じられますね。

さて、今日は光学印象とiTero Element Plus5についてご説明します。馴染みのない言葉かと思いますが、歯科のデジタル化が感じられる話となっておりますのでぜひご覧ください。

光学印象

光学印象とは従来の柔らかい材料(アルジネート印象材やシリコン印象材など)での歯の型採りとは異なり、お口の中をカメラでスキャンして3Dデータをデジタルで採取する型採りのことです。光学印象を用いることで主に以下のようなメリットがございます。

・型どりでえずくことが少ない

・高精度のデータが記録できる

・記録を取ったデータの劣化が起こらない

従来の型どりでえずいてしまう嘔吐反射が起こってしまう方にとっては非常に負担の少ない方法といえます。保険診療の都合上使用できる場面は限られてしまいますが、従来の型どりが不安な方はご相談ください。

 

iTero Element Plus5

光学印象には口腔内スキャナーと呼ばれる専用の装置を用いますが、当院ではiTero Element Plus5という装置を用いて以下のような治療で用いています。

・マウスピース矯正(インビザライン)治療

         

当院で用いているマウスピース矯正(インビザライン)治療はiTeroが専用の口腔内スキャナーとなっており、専用のものを用いることでスムーズに治療を進めることができます。

またマウスピース矯正を考えているけれど実際にシミュレーションを行った状態を目で確認したい場合なども、iTeroを用いることでご自身の歯並びの変化を見て頂くことが可能となります。

・CAD/CAM(プラスティック)の詰め物のスキャン

    

昨年よりCAD/CAMの詰め物の光学印象が保険適応となりました。従来の歯型取りが必要でなくなり、なんと模型を一切作らずパソコン上で設計したものを3Dプリンタで出力し直接作ることができるようになりました。すごい時代ですね。これからどんどん使用できる範囲が広がることを期待していきましょう!

・インプラントのサージカルガイドの作成

     

インプラントの治療でもiTeroは活躍します!インプラントの手術を精確に行うためにサージカルガイドと呼ばれる装置を作ることは以前のブログでもあげさせていただきました。

このサージカルガイドは光学印象でのデータをCTデータと重ね合わせて、お口の状態と顎の骨の状態の両方がわかるデータからこちらも3Dプリンタを使って製作します。非常に適合のよい装置ができますので手術をより安全、精確、スピーディに行うことが可能となります。

まとめ

いかがでしたか。医療分野はデジタル化が遅れている部分も多いですが、歯科の治療もここ10年程度で大きな変化が起こってきております。これからも時代の変化、ニーズに合わせて木村歯科も成長していきたいと思いますので、今後とも当院を何卒よろしくお願い申し上げます。

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