newsインプラント治療で使うサージカルガイドとは?
こんにちは。木村歯科です!
街はクリスマスの飾りつけ一色となってまいりましたが、いかがお過ごしでしょうか?🎄🎅
前回はインプラント治療の流れについてお話させていただきました。今回はインプラント治療で使用するサージカルガイドについてお話させていただきます!
サージカルガイドとは?
サージカルガイドとは、オペの際に用いるマウスピースのような形の装置で、
インプラント体を安全かつ正確に埋め込むのに役立ちます。 サージカルガイドにはインプラント体を埋め込む適切な位置・角度・深さの情報が記録されており、手術当日はそのガイドに従って、専用のドリルを用いて埋入します。
サージカルガイドを使用するメリット
・精確にインプラントを埋入できる👍
シミュレーションした位置にそのままインプラント体を埋入するのは、フリーハンドだとかなり難しいです。お口の中でわずか1mmずれるだけでも大きな誤差となってしまいます。サージカルガイドを用いること で、シュミレーション通りの位置にインプラント体を埋入することができます。
・手術時間を短縮できる⌛
サージカルガイドと専用のドリルを用いることで手術時間を大幅に短縮することができます。フリーハンドで約1時間かかるところ、通常1本のインプラントだと30分程度で手術が終了します。
・安全にできる🌟
上のインプラントを埋め込む際には、インプラント体が上顎洞(じょうがくどう)という空間に突き出ないよう注意する必要があります。インプラント体が上顎洞へと突き出ると、上顎洞炎などの深刻な病気になる可能性があり、そうなるとインプラント手術が失敗になります。下のインプラントを埋め込む際は、下顎の下には太い神経の管が通っており、神経や血管を傷つけてしまうと術後に痛みや唇周囲の麻痺が残ってしまう可能性があります。ですがサージカルガイドを使えば、事前のCT撮影で神経や血管の位置を正確に把握し、それを避けて安全にインプラントを埋入できるので、トラブルを未然に防ぐことが可能です。
・審美性の高い仕上がり✨
インプラント治療はシミュレーションの時点で最終的なかぶせ物のデザインも決定します。サージカルガイドを用いてシミュレーションした通りの位置にインプラン体を埋入できれば、美しく長持ちする歯に仕上げることも可能となります。サージカルガイドを用いることは安全性だけでなく機能性や審美性にまで大きく貢献できます。
まとめ
このように、インプラント治療でサージカルガイドを用いることは、精密性、安全性、機能性、審美性の優れた治療を受けることができ、よく噛めて長持ちする理想的な人工歯に近付けることが可能となります。インプラント治療のメリットやデメリット、費用などについて、不安をお持ちの方も多いと思います。そんな患者様には、ぜひ一度、木村歯科へご相談ください!!
次回は歯茎の移植のひとつである遊離歯肉移植術(FGG)についてお話させていただきますね。